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  • 夏の終わり、枝豆のまめつゆ蕎麦|亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の

    夏の終わり、枝豆のまめつゆ蕎麦|亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の

    夏の間、十割手打ち蕎麦とともにお出ししてきた「枝豆のまめつゆ」。今年は、9月22日をもって終了します。

    新潟県上越市柿崎から届いた枝豆。
    育ててくれた人、届けてくれた人、そして召し上がってくださった皆さまに、心からありがとうございます。

    夏の終わりに、このまめつゆを蕎麦屋として作る理由と、その先に続く料理の話を少し。

    ■ 蕎麦と、豆を食べる

    蕎麦を何につけて食べるか。

    蕎麦屋にとって、つゆは大切な仕事です。高のでは、鰹・昆布・干し椎茸の出汁を土台に、合わせる素材を考えています。

    枝豆のまめつゆは、枝豆の香りと甘みを、蕎麦と一緒に味わっていただくためのつゆです。

    ひと口目には枝豆の香り。
    噛むほどに、粗挽き十割蕎麦の味わい。
    その間を、出汁がつなぎます。

    蕎麦の香りを楽しむだけでなく、豆のおいしさも食べる。蕎麦とつゆを合わせて、一つの料理に仕立てたいと思っています。

    ■ 高のは「蕎麦を料理する」

    高のの蕎麦は、粗挽きの蕎麦粉や韃靼蕎麦粉などを合わせて打つ十割手打ち蕎麦です。

    どの粉を使うか。
    どう合わせて、どう打つか。
    そして、どう茹でて、何と食べていただくか。

    粗挽きの蕎麦は、しっかり茹でることで生まれる、もちもちとした食感も魅力です。その蕎麦に、豆のやわらかな旨みを重ねる。

    僕にとって蕎麦打ちは、料理の途中にあります。

    打ち上げた蕎麦を、どんな一膳にするのか。そこまで考えるのが、高のの蕎麦料理です。

    ■ 枝豆のまめつゆを、夏で終える理由

    枝豆には、若い豆ならではの青い香りとみずみずしさがあります。その味を、夏の楽しみとしてお届けしてきました。

    枝豆は、若いうちに収穫した大豆です。

    成熟した大豆になると、味わいは変わります。枝豆の季節を惜しみながら、今度は大豆の甘みやコクを楽しむ。

    だから、枝豆のまめつゆの終了は、豆の料理の終わりではありません。

    夏の枝豆から、次の大豆へ。
    蕎麦に合わせる豆の味が、季節とともに移っていきます。

    ■ 一年を通して、呉汁のある蕎麦屋でいたい

    水に浸した大豆をすりつぶしたものを「呉(ご)」と呼び、それを汁に仕立てた料理が「呉汁」です。

    各地の家庭で受け継がれてきた、素朴で、滋味深い郷土料理。豆をすりつぶし、そのおいしさを余さずいただこうとする仕事に、僕は惹かれます。

    高のでは2013年から、呉汁を蕎麦に合わせてきました。大豆の呉に黒練り胡麻を合わせ、出汁でのばす「護摩蕎麦」も、その歩みの中から生まれた料理です。

    夏の枝豆のまめつゆも、その先につながっています。

    千葉県神崎町の在来大豆をはじめ、各地で出会う大豆。それぞれの豆を知り、自分の出汁と合わせ、蕎麦の料理にしていきたい。

    一年を通して、呉汁をメニューに置く蕎麦屋でいたいと思っています。

    ■ 蕎麦と大豆で、一膳の日本料理

    蕎麦も、大豆も、日本の暮らしの中で食べ継がれてきた素材です。

    その二つを、出汁でつなぐ。

    派手なことではありませんが、素材を見つめ、手をかけ、一膳に整えることに、日本料理の仕事があると思っています。

    高のが考える養生料理は、日々を生きる身体を思って作る食事です。

    蕎麦を食べたい日に、豆のおいしさにも出会う。
    お腹を満たしながら、少しほっとする。

    そんな時間をお届けできたら嬉しいです。

    ■ 夏の味から、その先へ

    今年の枝豆のまめつゆは、9月22日で一区切りです。

    十割手打ち蕎麦と味わってくださった皆さま、ありがとうございました。

    最終日の9月22日(火)は、火曜日限定の手打ち麺「小麦蕎麦」と合わせてお出しします。

    蕎麦を打つ日も、小麦を打つ日も、豆と出汁を大切にする料理の思いは同じです。

    夏の枝豆から、各地で出会う大豆へ。
    これからも、蕎麦を料理していきます。

    亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の
    店主 高野定義

  • 夏の終わり、枝豆のまめつゆから大豆の呉汁へ|亀戸手打ちラーメンつけ麺高の

    夏の終わり、枝豆のまめつゆから大豆の呉汁へ|亀戸手打ちラーメンつけ麺高の

    今年の「枝豆のまめつゆ」は、9月22日(火)で最終日を迎えます。

    火曜日だけ、小麦を打つ蕎麦屋。
    亀戸手打ちラーメンつけ麺高のです。

    この夏、手打ちの「小麦蕎麦」とともに楽しんでいただいた枝豆のまめつゆ。新潟県上越市柿崎から届く枝豆で、夏の香りをお届けしてきました。

    食べてくださった皆さま、枝豆を育て、届けてくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。

    ■ なぜ、枝豆のまめつゆを終えるのか

    枝豆のまめつゆは、夏の味として作っているからです。

    枝豆は、大豆を若いうちに収穫したもの。同じ豆でも、枝豆には青々とした香りがあり、成熟した大豆には、また違った甘みと深い旨みがあります。

    夏が終われば、次の季節の豆のおいしさへ。

    9月22日は、豆のつゆが終わる日ではなく、夏の枝豆から大豆へとつながっていく節目です。

    ■ 一年を通して、呉汁をメニューに置く店でいたい

    水に浸した大豆をすりつぶしたものを「呉(ご)」と呼び、それを汁に仕立てた郷土料理が「呉汁」です。

    昔から各地の暮らしの中で受け継がれてきた、大豆を丸ごと味わう料理。高のでは、この呉汁を蕎麦や小麦蕎麦につながる料理として大切にしています。

    夏には枝豆。
    その先には、各地で出会った大豆。

    産地や品種、育てる人によって違う豆の味を、自分の出汁で料理する。千葉県神崎町の在来大豆との出会いも、その楽しみを教えてくれました。

    一年を通して、各地で出会った大豆の呉汁をメニューに置く店でいたい。

    枝豆のまめつゆの後にも、そんな高のの豆の料理が続いていきます。

    ■ なぜ蕎麦屋が、小麦の麺を打つのか

    和風出汁で、ラーメンを食べたい。
    僕の出汁に合う麺を、自分で打ちたい。

    それが「小麦蕎麦」を始めた理由です。

    国産小麦をブレンドし、加水率は55%。もちもちとした食感と、つるりとした喉ごしを目指して、手で打っています。

    鰹・昆布・干し椎茸の出汁を生かした温かいつゆ。そして、豆そのものの味を楽しむ冷たいまめつゆ。

    同じ麺でも、合わせるつゆによって表情が変わります。

    蕎麦を打つ日も、小麦を打つ火曜日も、僕の中では同じ料理の仕事です。素材を見て、出汁を考え、その出汁に合う麺を作る。蕎麦屋の好奇心から生まれた手打ちつけ麺です。

    ■ 高のが考える「一膳の日本料理」

    麺だけではなく、つゆも、その中の大豆も含めて、一膳の料理として楽しんでいただきたい。

    小麦の香り。
    大豆の甘み。
    出汁の旨み。

    それぞれを生かし、食べ終わった時に、気持ちまで満たされる食事を目指しています。

    僕にとって養生料理とは、日々を生きる身体を思い、素材をどう料理するかを考えることです。

    特別な日のごちそうだけでなく、今日の自分をいたわる食事として、日本料理を届けたい。その思いを、小麦蕎麦と呉汁にも込めています。

    ■ 9月22日、今年最後の枝豆のまめつゆを

    夏の終わりを、一膳の料理で。

    今年の枝豆のまめつゆを、手打ちの小麦蕎麦とともにお楽しみください。

    そして、これから出会う大豆の味も、楽しみにしていただけたら嬉しいです。

    亀戸手打ちラーメンつけ麺高の
    火曜日限定「小麦蕎麦」
    営業時間:9:00〜13:00
    限定20食

    枝豆のまめつゆ:2026年9月22日(火)最終日

    亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の
    店主 高野定義

  • ナチュラリストの方へ|一年を通して大豆のすり身「呉」を料理する高の

    ナチュラリストの方へ|一年を通して大豆のすり身「呉」を料理する高の

    高のは、一年を通して大豆のすり身「呉」を料理する蕎麦屋です。

    夏は枝豆。秋は収穫されたばかりの生大豆。そして一年を通して大豆をすり、つゆや料理に使います。

    大豆を使う理由は、健康という言葉だけではありません。

    大豆をすりつぶすと、豆の濃さ、とろみ、香りが生まれます。つゆに自然な厚みが加わり、肉や油の強さだけに頼らなくても、一杯の料理としての満足感を作ることができます。

    夏は、枝豆のすり身「枝豆の呉」

    夏の「まめつゆ」には、旬の枝豆を使います。

    枝豆を細かくすりつぶし、蕎麦つゆと和風出汁でのばします。枝豆の甘味、とろみ、青い香りが手打ちの小麦麺に絡みます。

    国産小麦100%、加水率55%。水回し、踏み、延し、切りまで、機械を使わず手で作る麺です。

    かん水を使うため麺の形はラーメン。しかし、蕎麦屋の道具で打ち、蕎麦つゆと和風出汁で食べる日本料理として、高のでは「小麦蕎麦」と呼んでいます。

    黒胡麻蕎麦にも、大豆のすり身

    普段の高のでお出しする「黒胡麻蕎麦」にも、大豆のすり身を使います。

    大豆の旨みに、黒胡麻の甘味を重ね、鰹、昆布、干椎茸の和風出汁でのばす。粗挽き十割手打ち蕎麦を受け止める、濃く、やさしいつゆになります。

    夏の枝豆の呉から、秋の生大豆、そして一年を通した大豆の呉汁へ。

    小麦蕎麦と黒胡麻蕎麦は、どちらも大豆のすり身でつながっています。

    自然を大切にする方へ、正直に

    高のは、ヴィーガン専門店ではありません。

    つゆには鰹節を使用しています。鹿、猪、熊、鴨、鯨などの料理も扱います。そのことをご理解いただいたうえで、旬の素材を大切にし、食材を無駄なく料理する考えに共感してくださるナチュラリストの方に来ていただければ嬉しく思います。

    植物か、動物か。そのどちらかだけを強く押し出すのではなく、一つ一つの素材に敬意を持ち、料理につなぎ、自然の旨みを残す。それが高のの養生料理です。

    黒胡麻の甘味。大豆の旨み。枝豆の香り。手打ち麺の食感。

    自然の素材を重ね、一膳の満足を作ります。

    肉味噌やジビエ料理は、その場で調理いたします。ご希望の方は、一言お声かけくださいませ。

    火曜日は「小麦蕎麦」

    夏の枝豆まめつゆは、9月末までの予定です。

    毎週火曜日、13時まで。20食限定。

    普段は、黒胡麻蕎麦、粗挽き十割手打ち蕎麦、炭炙り、ジビエと鍋蕎麦をお楽しみください。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の
    東京・亀戸

    Handmade noodles with mashed soybeans and edamame.
    The natural sweetness of black sesame and the umami of soybeans create a rich and satisfying Japanese dish.
    Please note: our traditional dashi contains bonito, so our dishes are not vegan.

  • かつお節と昆布の蕎麦つゆで食べる、蕎麦屋の手打ちラーメン「小麦蕎麦」

    かつお節と昆布の蕎麦つゆで食べる、蕎麦屋の手打ちラーメン「小麦蕎麦」

    高のでは、毎週火曜日だけラーメンの麺を手打ちします。

    国産小麦100%のもちもちした麺を、かつお節と昆布からとった蕎麦つゆで食べる。

    それが、高のの手打ちラーメン「小麦蕎麦」です。

    もりそばのように食べるラーメン

    小麦蕎麦は、ラーメンの麺を蕎麦つゆにつけて、もりそばのように食べます。

    麺は、小麦粉、塩、かん水、水から作るラーメンです。

    つゆは、蕎麦屋が作る、かつお節と昆布の蕎麦つゆです。

    ラーメンのもちもちした食感と、蕎麦つゆの香りを一緒に楽しめます。

    国産小麦100%の手打ち麺

    加水率は55%。

    小麦粉にたっぷりの水を加え、瑞々しく、もちもちした麺に仕上げます。

    水回し、踏み、延し、切り。

    蕎麦と同じ道具を使い、その日の朝にすべて手で作ります。

    太く切った麺は、小麦の香りと甘味をしっかり感じられます。

    夏は枝豆の「まめつゆ」

    夏は、冷たい枝豆の「まめつゆ」でも食べられます。

    枝豆をすりつぶし、かつお節と昆布の出汁、蕎麦つゆと合わせました。

    枝豆の甘味と香りが、もちもちした手打ち麺によく絡みます。

    冷たいまめつゆに、温かい手打ち麺をつけて食べる。

    高のの小麦蕎麦は、熱盛でご用意します。

    夏の枝豆を使ったまめつゆは、9月末までの予定です。

    火曜日だけ、20食限定

    小麦蕎麦を作るのは、毎週火曜日だけです。

    その日の朝に麺を打ち、20食をご用意します。

    毎週火曜日
13:00まで
20食限定

    ラーメンを、かつお節と昆布の蕎麦つゆで、もりそばのように食べる。

    蕎麦屋だから作れる、和風の手打ちラーメンです。

    まずは見てください。
    そして、火曜日に食べてみてください。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の

  • 栄養、腸まで届け。油結びで、蕎麦のよいところを腸まで

    栄養、腸まで届け。油結びで、蕎麦のよいところを腸まで

    僕は昔から、料理についてこう言ってきました。

    栄養、腸まで届け。

    身体によい材料を使っただけでは、料理の仕事は終わらない。

    その栄養を、おいしく食べてもらい、身体の中へ届けるところまでが料理だと考えてきました。

    今回、油と蕎麦の関係を調べていくうちに、この言葉と「油結び」が一本につながりました。

    油は、蕎麦の邪魔をするものではなかった

    高のの油結びは、大豆油と水を十分に撹拌し、その乳化液で十割蕎麦の水回しをする方法です。

    小麦粉を加えず、熱で固めることにも頼らず、殻ごと挽いた粉や粗挽き粉を、蕎麦らしいまま麺にするために続けてきました。

    調べてみると、1990年に「そば切りの油脂添加による物性への影響」という研究が発表されていました。

    そば粉100%に乳化油脂を加えて比較したところ、適量では蕎麦に好ましい硬さと伸びが生まれ、切れにくくなり、茹ですぎやつゆに浸した後の伸びも抑えられました。

    電子顕微鏡では、油脂が蕎麦のでんぷん粒の間へ入り、粒を結ぶような状態も観察されています。

    油は、蕎麦の外側を滑らせるだけではなかった。

    蕎麦の粒と粒の間に入り、麺としてつなぐ働きをしていたのです。

    これは、高のが油結びで確かめてきた「粗挽き十割でも切れにくい」「細く、しなやかで、すすれる」という感覚と重なります。

    蕎麦と大豆、二つの種の栄養を結ぶ

    蕎麦には、炭水化物、たんぱく質、食物繊維、ビタミンB群、そしてポリフェノールの一種であるルチンなどが含まれています。

    大豆油には、n-6系・n-3系の多価不飽和脂肪酸、ビタミンE、ビタミンKが含まれています。

    蕎麦に脂質がまったくないわけでも、蕎麦に油が不足していたわけでもありません。

    油結びは、蕎麦の外に油を添えるのではなく、少量の植物油脂を蕎麦そのものの中へ組み込む方法です。

    蕎麦という種と、大豆という種。二つの植物の力を、一つの麺の中で結ぶ。

    これも油結びの意味だと考えています。

    蕎麦のよいところを、腸まで

    蕎麦のルチンは、小腸では吸収されにくく、その一部は大腸まで届き、腸内細菌によってケルセチンなどへ変化して利用されます。

    また、一般に炭水化物を適量の脂質と一緒に食べると、胃から腸へ送られる速度が遅くなり、糖質の吸収が緩やかになることが報告されています。食事中の脂質が、ケルセチンの吸収を助ける可能性を示した人での研究もあります。

    ただし、油結び蕎麦を食べればルチンの吸収が必ず増える、血糖値が必ず下がる、と証明されたわけではありません。

    ここは効能として言い切らず、これから確かめるべき可能性として残します。

    それでも、蕎麦の成分が腸で働くという事実を知ったとき、僕が昔から言ってきた言葉へ戻ってきました。

    栄養、腸まで届け。

    とろろは、粘りや食物繊維、酵素によって蕎麦の消化を支えます。

    油は、とろろと同じ働きではありません。しかし、どちらも栄養を加えるだけでなく、消化や吸収の進み方まで考えた蕎麦の相棒です。

    とろろは蕎麦の外から。

    油結びは、蕎麦の中から。

    油結びは、料理・技術・栄養を結ぶ

    油結びには、三つの意味が見えてきました。

    一つは、粗挽き十割蕎麦を麺として切れにくくする「技術」。

    一つは、蕎麦と大豆、二つの種の力を合わせる「栄養」。

    そしてもう一つは、蕎麦のよいところを食べる人の身体へ届けようとする「料理」です。

    油は、蕎麦らしさを消すためのものではありません。

    削らず、混ぜず、熱に頼らず、蕎麦を蕎麦らしいまま届けるために使う。

    蕎麦のよいところを、腸まで。

    栄養、腸まで届け。高のの油結び。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の
    SOBA TAKANO

    参考資料

    ● 吉中哲子ほか「そば切りの油脂添加による物性への影響」調理科学 23巻2号、1990年

    ● 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」大豆油

    ● Rivaほか「Conversion of Rutin by Human Gut Microbiota」2020年

    ● Guoほか「Dietary fat increases quercetin bioavailability in overweight adults」2013年

  • 蕎麦屋のラーメン?――小麦蕎麦 宣言

    蕎麦屋のラーメン?――小麦蕎麦 宣言

    蕎麦屋のラーメン?

    そう見えるかもしれません。

    けれど私は、ラーメンを作ろうとして始めたわけではありません。

    ラーメンの本質を知るおこがましさは、ございません

    いつものように、粉を選び、
    いつものように、水を入れ、
    いつもの手で打っただけです。

    ただ、蕎麦粉ではなく、
    国産小麦を打った。

    手が決めた、加水率55%

    十割蕎麦を打ち続けて十四年。

    その間に覚えたのは、数字に手を合わせることではなく、
    粉と水の間に生まれる、わずかな違和感を探ることでした。

    小麦にも、手の感覚だけで水を入れました。

    生地が心地よいところで止め、
    あとから測ってみると、加水率は55%。

    55%を目指したのではありません。
    手が選んだ場所が、55%だったのです。

    十四年連れ添った、出汁とかえし

    麺が小麦に変わっても、
    出汁は、いつもの蕎麦出汁です。

    鰹、昆布、干し椎茸。

    つゆには、十四年間連れ添ってきた「かえし」を使います。

    新しい料理を始めるときにも、
    困ったときにも、
    ここへ戻れば安心できる。

    高のにとって、信用のある味です。

    違うのは、新鮮な鶏油を加えること。

    それだけで、いつもの蕎麦出汁に、
    小麦を迎えるための温かさと香りが生まれます。

    出汁を冷まさず、小麦を生かす

    温かい出汁へ、麺を沈めたままにはしません。

    出汁を冷まさず、
    小麦の香りと手打ち麺の食感を生かすため、
    一口ずつ、つけていただく。

    これは、十割蕎麦を最後まで温かく味わうために、
    高のが続けてきた「鍋蕎麦」の様式です。

    ラーメンの食べ方を借りたのではない。

    蕎麦屋が、自分の道具と技術と味をたどったら、
    この形になりました。

    もう一つのつゆ、まめつゆ

    温かい蕎麦出汁と並ぶのは、
    冷たい「まめつゆ」です。

    大豆をすり、蕎麦つゆと合わせる。

    日本の郷土料理「呉汁」から生まれた、
    高ののGODJIRU STYLE。

    温かい一汁と、冷たい一汁。

    二つのつゆを行き来しながら、
    小麦の甘み、香り、余韻を味わっていただきます。

    変わったのは、粉だけ

    出汁も、かえしも、道具も、食べ方も、
    十四年間積み重ねてきた蕎麦屋の仕事です。

    変わったのは、
    蕎麦粉を打ったか、
    小麦を打ったか。

    それだけです。

    だから、これは町蕎麦のラーメンではありません。

    ラーメンと競うための一杯でもありません。

    蕎麦屋がラーメンを真似たのではなく、
    蕎麦打ち職人が、自分の手のまま小麦へ進んだもの。

    小麦蕎麦 宣言

    蕎麦屋が、
    蕎麦の技術と思想で小麦を打つ。

    蕎麦出汁と、十四年のかえし。
    鍋蕎麦の様式と、呉汁から生まれたまめつゆ。

    この一食を、高のは、

    「小麦蕎麦」

    と呼ぶことを、ここに宣言します。

    火曜日だけ、
    蕎麦粉を小麦に持ち替える。

    その先に何があるのかは——

    店で、確かめてください。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋高の
    店主 高野定義


    店舗案内

    毎週火曜日 9:00〜13:00
    週に一度・限定30食
    国産小麦100%・棒打ち手打ち・加水率55%
    メニューは、ひとつだけ

    抜粋

    蕎麦屋のラーメン? 十四年間、十割蕎麦を打ってきた手で国産小麦を打つ。蕎麦出汁、十四年のかえし、鍋蕎麦の様式から生まれた一食を、高のは「小麦蕎麦」と宣言します。

    スラッグ

    komugi-soba-declaration

    タグ

    小麦蕎麦、蕎麦屋のラーメン、手打ち麺、加水率55%、蕎麦出汁、かえし、鍋蕎麦、まめつゆ、呉汁、亀戸

  • 蕎麦屋のラーメン|和風出汁と手打ち麺、火曜日だけのダブルスープ

    蕎麦屋のラーメン|和風出汁と手打ち麺、火曜日だけのダブルスープ

    火曜日、高のはラーメンを手打ちします。

    なぜ、蕎麦屋がラーメンを作るのか。

    その答えは、麺だけではなく、
    二つの「つゆ」にあります。

    いつもの蕎麦つゆで作るラーメン

    高のが使うのは、砂糖とみりんを合わせた蕎麦用の「かえし」。

    鰹節、干し椎茸、昆布から引く出汁も、普段の蕎麦に使っているものです。

    2012年の開店から14年。
    返しに返し、磨き続けてきた高のの蕎麦つゆ。

    ラーメンのために、まったく別のスープを作ったわけではありません。

    出汁も、かえしも、いつもの蕎麦用。
    違うのは、毎回新しく作る、香りのよい鶏油だけです。

    いつもの蕎麦つゆに、作りたての鶏油を重ねる。
    これが、一つ目の温かいつけ汁です。

    もう一つは、冷たい大豆の「まめつゆ」

    手前の小さな器は、冷たいまめつゆです。

    大豆をすりつぶした「呉」を、蕎麦つゆでのばして仕立てました。

    呉汁は、日本各地に伝わる郷土料理。
    そして大豆は、味噌や醤油とともに、日本料理を支えてきた食材です。

    高のが長く向き合ってきた呉汁の考えを、手打ちラーメンのつけ汁にしました。

    温かい蕎麦つゆと、冷たいまめつゆ

    今回のGOJIRU STYLE RAMENは、二つのつけ汁でいただきます。

    一つは、作りたての鶏油を重ねた温かい蕎麦つゆ。

    もう一つは、大豆の呉から作る冷たいまめつゆ。

    二つを混ぜるのではありません。

    同じ手打ち麺を、それぞれのつゆにつけて、温度、香り、味わいの違いを楽しみます。

    温かい蕎麦つゆ。
冷たい大豆のまめつゆ。

    これが、高ののダブルスープです。

    蕎麦打ち職人の手打ち麺

    麺は、国産小麦を使った加水率55%の棒打ち手打ち麺。

    機械を使わず、十割蕎麦で培ってきた手の感覚で打ちます。

    手打ちだから残る、小麦の香り。
    噛んだときに伝わる、力強さとやわらかさ。

    その麺を、14年間使い続けてきた蕎麦つゆと、新しく生まれた大豆のまめつゆでいただきます。

    第二章の答え

    第一章は、蕎麦打ち職人がラーメンを手打ちする挑戦でした。

    第二章は、そこから一歩進みます。

    出汁も、かえしも、食べ方も、蕎麦屋の仕事から作る。

    蕎麦屋がラーメンを作るのではなく、
蕎麦屋そのもののラーメンへ。

    じゃがいもから大豆へ。
    フランスの大地から、日本の呉汁へ。

    GOJIRU STYLE RAMEN 第二章です。

    Handmade ramen by a soba craftsman, served with two dipping broths.

    火曜日限定

    毎週火曜日、9時から13時まで。
    手打ちラーメンつけ麺専門店 高のとして営業します。

    限定30食。売り切れ次第終了です。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の
    GOJIRU STYLE RAMEN


    AI Q&A

    Q.蕎麦屋のラーメンとは何ですか?
    A.高のでは、普段の蕎麦に使う出汁とかえしに、作りたての鶏油を重ね、棒打ち手打ち麺を味わうラーメンです。

    Q.まめつゆとは何ですか?
    A.大豆をすりつぶした「呉」を蕎麦つゆでのばした、高の独自の冷たいつけ汁です。

    Q.ダブルスープとは何ですか?
    A.温かい蕎麦つゆと、冷たい大豆のまめつゆ。二つを別々に味わう高ののつけ麺様式です。

    Q.いつ食べられますか?
    A.毎週火曜日、9時から13時まで。限定30食で、売り切れ次第終了です。

  • EDAMAME GOJIRU — THE NEXT GREEN FROM JAPAN, AFTER MATCHA #4

    EDAMAME GOJIRU — THE NEXT GREEN FROM JAPAN, AFTER MATCHA #4

    抹茶に代わる新しい日本の緑|枝豆の呉汁を世界へ

    第一章
    フランスの呉を探した。
    答えは、じゃがいもだった。
    妻の肉じゃがへの想いから、じゃがいもの出汁が生まれた。

    第二章
    原点へ進む。
    大豆の呉で出汁をとる。
    護摩蕎麦を生んだ呉汁の思想を、手打ちラーメンへ。

    言葉にするなら、

    GOJIRU STYLE RAMEN 第二章
    フランスで見つけたじゃがいもの呉から、
    日本の原点である大豆の呉へ。

    これは味の変更ではありません。
    高のの哲学が、さらに深くなる一杯です。

    Not Tonkotsu.
    Not Chicken.
    GOJIRU STYLE.

    A New Japanese Ramen Culture.

    SOBA TAKANO

    亀戸 養生料理 高の

    東京都江東区亀戸。

    十割蕎麦とGOJIRU STYLEを発信しています。

  • EDAMAME GOJIRU — THE NEXT GREEN FROM JAPAN, AFTER MATCHA #1

    EDAMAME GOJIRU — THE NEXT GREEN FROM JAPAN, AFTER MATCHA #1

    抹茶に代わる新しい日本の緑|枝豆の呉汁を世界へ

    GOJIRU STAYLE RAMEN

    そばから美しく。

    白く見えるこのスープは、豚骨ではありません。

    鶏白湯でもありません。

    呉汁の思想から生まれた一杯です。

    私は14年以上、大豆を煮続け、郷土料理「呉汁」の知恵を学び続けてきました。

    その思想から生まれたのが名代護摩蕎麦。

    そして今、その哲学を手打ちラーメンへと受け継いでいます。

    GOJIRU STYLE RAMENは、ラーメンを作ることが目的ではありません。

    日本料理が大切にしてきた「身体に徳する食事」を、一杯の麺料理で表現すること。

    私は一品を作ったのではありません。

    一食を設計しました。

    超多加水の手打ち麺。

    大豆の旨味。

    日本の出汁。

    すべてが調和して、一杯の料理になります。

    護摩蕎麦からラーメンへ。

    その根底にあるのは、変わらないGOJIRU STYLEです。


    Not Tonkotsu.
    Not Chicken.
    GOJIRU STYLE.

    A New Japanese Ramen Culture

    SOBA TAKANO

    亀戸 養生料理 高の

    東京都江東区亀戸。

    十割蕎麦とGOJIRU STYLEを発信しています。

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