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  • フランス活動記13|2025 Japan Expo Sudで披露した「油結び」—思い通りの十割蕎麦へ

    フランス活動記13|2025 Japan Expo Sudで披露した「油結び」—思い通りの十割蕎麦へ

    2025年2月22日。

    フランス・マルセイユで開催されたJapan Expo Sudで、フランス産蕎麦粉を使った十割蕎麦打ちを披露しました。

    France Japon ConnexionとSakura Bentoの皆さんが用意してくださった舞台です。

    今回の蕎麦打ちには、油を使いました。

    今、私が「油結び」と呼んでいる方法です。

    2024年に残った宿題

    2024年、マルセイユのROBATOで、フランス産蕎麦粉による十割蕎麦打ちに挑戦しました。

    この時は「湯こね」です。

    しかし、日本の蕎麦粉とは性質が違い、水が思うように入っていきません。生地には塊ができ、均一につなぐことの難しさを感じました。

    フランスの蕎麦粉を、日本の蕎麦粉のように扱おうとしてはいけない。

    素材を自分の技術に合わせるのではなく、自分の技術を素材に合わせなければならない。

    2024年の経験は成功だけではありません。

    大きな宿題を日本へ持ち帰った一年でした。

    熱に頼らず、十割を打ちたい

    日本に戻ってからも、考え続けました。

    小麦粉を加えず、蕎麦粉だけで打つ。

    できるだけ熱にも頼らず、冷たい水で生地を結びたい。

    そして、フランス産蕎麦粉が持っている香りや力を、そのまま一杯の蕎麦にしたい。

    時間と失敗の連続でした。

    水の量、入れ方、混ぜ方、粉の粗さ。

    試して、失敗して、もう一度考える。

    その中でたどり着いたのが、水と油を十分に撹拌した液体を、水回しに用いる方法です。

    油を加えて味をごまかすためではありません。

    粉を無理に変えるためでもありません。

    フランス産蕎麦粉の個性を削らず、蕎麦粉100%の生地として結ぶための工夫です。

    素材を活かす。削らない。十割で打つ。

    それが、私の目指した蕎麦でした。

    2025年、Japan Expo Sudで披露

    2025年2月22日、Japan Expo Sudの会場で、油を用いた十割蕎麦打ちを披露しました。

    フランス産蕎麦粉に水と油を合わせ、粉の状態を見ながら丁寧に水を回していく。

    粉が少しずつ変化し、一つの生地になっていく。

    フランスの蕎麦粉が、私の手の中で思い通りの十割蕎麦になった瞬間でした。

    2023年から三年続けて、この会場で十割蕎麦を打たせていただきました。

    一度だけの挑戦ではありません。

    毎年、同じ場所へ戻り、前年の経験を次の技術へつなげる。

    2024年に残った宿題に、2025年の実演で一つの答えを出すことができました。

    技術が先にあり、名前は後から生まれた

    この実演をした時、まだ「油結び」という名前を前面には出していませんでした。

    先にあったのは、目の前の粉を何とか生かしたいという思いと、実際の蕎麦打ちです。

    名前は後から生まれました。

    油結びとは、

    「油と水を十分に撹拌した液体を蕎麦打ちの水回しに用い、蕎麦粉100%の生地を結ぶ方法」

    です。

    公開情報を調べた範囲では、同じ名称と方法で十割蕎麦を打つ別の実践者は確認できませんでした。

    ただし、大切なのは「誰が最初か」を争うことではありません。

    技術を生み、記録として残し、次の人へ伝えることです。

    フランスのシェフへ、新しい素材を

    私が目指しているのは、日本の蕎麦をそのままフランスへ持ち込むことだけではありません。

    フランス産蕎麦粉を、フランスの料理人が使える新しい素材として届けたい。

    蕎麦は、つゆだけで食べるものではありません。

    フランス料理のソースにも、野菜にも、肉や魚にも合わせられる可能性があります。

    蕎麦は僕が打つ。

    その先の料理は、フランスの料理人へ。

    パン屋さん、レストランのシェフ、料理学校で学ぶ若い人たち。

    それぞれの感性で、フランス産蕎麦粉の新しい料理を生み出してほしいと思っています。

    レストランの原点

    「レストラン」という言葉は、フランス語の「restaurer(回復させる・元気を取り戻させる)」につながる言葉です。

    人の身体と心を、料理によって回復させる場所。

    それは、私が亀戸で掲げている「養生料理」と重なります。

    料理は、華やかさだけではありません。

    食べた人が元気になり、明日を生きる力を取り戻す。

    そこに、レストランの原点があると私は考えています。

    フランスの蕎麦粉に、新しい姿を。

    フランスの料理人に、新しい素材を。

    そして未来の料理人へ、レストランの原点を。

    9月22日、もう一度

    2026年9月22日、フランス産蕎麦粉を使った油結びによる十割蕎麦打ちを、Instagramライブで実演します。

    日本時間は朝7時、フランス時間は午前0時です。

    約30分、編集なし。

    水回しから、まとめ、延し、切り、茹で上げまでお見せします。

    今回打った蕎麦は、日頃のお客様への感謝を込めて「ひとくちプレゼント」としてお出しする予定です。

    2024年に生まれた疑問。

    2025年、フランスで披露した技術。

    そして、これから未来の料理人へ残していく油結び。

    日本料理人として、技術を生み、残し、伝える。

    世界と日本をつなぐ料理人として、これからも蕎麦を打ち続けます。

    この場所をつくってくださったジュリアさん、France Japon Connexion、Sakura Bentoの皆さん、そしてフランスで出会ったすべての方々に、心より感謝申し上げます。

    次回へ続きます。

    レストランの原点——養生料理 SOBA TAKANO。

    Aux origines du restaurant — YŌJŌ RYŌRI, SOBA TAKANO.

  • 東京のヘルシーレストラン|亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の

    東京のヘルシーレストラン|亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の

    東京で、健康的な食事ができるレストランを探している方へ。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高のは、十割蕎麦、大豆、黒胡麻、韃靼蕎麦、野菜、鶏、鴨、鹿、鯨などを、日本料理の出汁で一つに結ぶ店です。

    私たちが考える「ヘルシー」とは、ただ量を減らすことではありません。

    必要な栄養をしっかり食べ、満足して、身体を養うこと。

    だから高のの料理は、ヘルシーでありながら力強い。いわば「奇跡のヘルシー・プロテイン料理」です。

    大学への提出資料に基づく栄養成分

    大学への提出資料として作成した成分表では、護摩出汁、十割蕎麦、とろろご飯、主菜を組み合わせた一膳を分析しています。

    主菜を鴨にした一膳は、588kcal、たんぱく質29.3g、脂質16.1g、炭水化物81.7g、食塩相当量2.1g、野菜154g、食物繊維8.8g。

    鹿の一膳は、591kcal、たんぱく質29.4g、脂質16.4g、炭水化物81.8g、食塩相当量2.1g、野菜154g。

    鯨の一膳は、575kcal、たんぱく質28.0g、脂質15.3g、炭水化物81.7g、食塩相当量2.1g、野菜154gです。

    数字で確認しても、しっかり食べられて、たんぱく質と野菜を一緒に摂れる一膳になっています。

    高のは2022年、外食部門のスマートミール二つ星認証を受けました。

    たんぱく質46.6g「鶏もも丸丸素揚げ」

    高ののもう一つの名物が、鶏もも肉を一本丸ごと揚げる「鶏もも丸丸素揚げ」です。

    BMLフード・サイエンスによる分析では、1食約200gで436kcal、たんぱく質46.6g、脂質26.6g、炭水化物2.6g、食塩相当量2.0g。

    高たんぱく質でありながら、炭水化物は2.6gです。

    衣に頼らず、鶏もも肉のうま味を丸ごと味わう。運動後の食事や、たんぱく質を意識する方にも知っていただきたい、日本料理のプロテイン料理です。

    この料理は、からあげグランプリ「素揚げ・半身揚げ部門」で2018年と2020年に金賞を受賞しました。

    大豆・黒胡麻・十割蕎麦を一つの鉄鍋に

    高のを代表する「名代護摩蕎麦」は、大豆のすり身である「呉」と黒練り胡麻を、鰹節・昆布・干し椎茸の出汁でのばし、店内で打つ十割蕎麦を合わせた鉄鍋料理です。

    大豆の植物性たんぱく質、黒胡麻、韃靼蕎麦を、一つの椀で味わいます。

    蕎麦を食べ終えた後は、残った呉汁に玄米と卵を加え、玄米卵とじ粥で締める。主食、主菜、副菜、そして出汁まで、すべてを一膳の物語として組み立てています。

    ヘルシーとは、我慢ではなく満足

    「健康のためだから、味や満足を諦める」

    私たちは、そうは考えていません。

    十割蕎麦を食べ、大豆と黒胡麻を味わい、野菜を摂り、鶏やジビエ、鯨からたんぱく質をいただく。最後は出汁まで残さず、玄米粥として楽しむ。

    健康の数字と、料理人が作るおいしさ。その両方がそろって、初めて養生料理になります。

    東京でヘルシーレストランを探している方。

    亀戸で高たんぱく質な食事、十割蕎麦、ジビエ料理、身体を養う日本料理を食べたい方。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高ので、「しっかり食べるヘルシー」をお楽しみください。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の
    東京都江東区亀戸
    十割蕎麦・護摩蕎麦・鍋蕎麦・ジビエ料理・鯨料理・鶏もも丸丸素揚げ

    Healthy Japanese restaurant in Kameido, Tokyo.
    Juwari soba, soybeans, black sesame and high-protein Japanese dishes.

  • 豆腐百珍、その百一珍目。高のの「豆腐の蕎麦粉変わり天」

    豆腐百珍、その百一珍目。高のの「豆腐の蕎麦粉変わり天」

    江戸時代、豆腐だけで百種類の料理を記した『豆腐百珍』という本が生まれました。

    その本には、日常の料理から、佳品、奇品、妙品、そして絶品まで、豆腐をどう料理し、どう味わうかという知恵と遊び心が詰まっています。

    僕が「養生料理」という言葉をいただいたのは、櫻井さんからです。

    そして、亡くなる前に、こんな言葉を残してくれました。

    > 豆腐百珍の、百一品目を作れ。

    その言葉が、ずっと僕の中に残っていました。

    今日、ようやく思いつきました。

    高のの百一珍

    豆腐の表面に、殻ごと挽いた挽きぐるみの蕎麦粉だけをまぶして揚げる、変わり天。

    厚い衣で包むのではありません。

    豆腐の表面へ蕎麦粉をまとわせ、香ばしく揚げます。そこへ、大豆のすり身「呉汁」を添えます。

    豆腐も大豆。呉汁も大豆。そして衣は蕎麦。

    豆腐、大豆、蕎麦という三つの素材が、蕎麦屋という器の中で一つにつながりました。

    簡単な調理を、意味のある料理へ

    作業だけを見れば、難しい料理ではありません。

    豆腐の水を切る。蕎麦粉をまぶす。揚げる。呉汁を添える。

    けれど、料理は手数の多さだけで決まるものではないと思っています。

    素材の役目を考え、組み合わせの理をはかり、一皿に意味を持たせる。それが「調理」から「料理」へ変わる瞬間です。

    豆腐には豆腐の役目がある。

    蕎麦粉には蕎麦粉の役目がある。

    大豆のすり身には、つゆに自然な旨みと満足感を加える役目がある。

    それぞれの役目をつなぐことで、高のの百一珍になりました。

    蕎麦屋だから、天そばへつながる

    この一品は、単独の豆腐料理で終わりません。

    粗挽き十割手打ち蕎麦へ添えれば、高のにしかない天そばになります。

    蕎麦屋という器があるから、江戸時代の豆腐料理の遊び心を、今の一膳へ自然につなぐことができます。

    『豆腐百珍』正編の百品を確認した範囲では、豆腐の表面に蕎麦粉だけをまぶして揚げ、呉汁を添える同じ組み合わせは見当たりませんでした。

    昔の百品を再現するのではなく、その精神を受け取り、現在の蕎麦屋として次の一品を作る。

    だから僕は、これをこう呼びます。

    > **豆腐百珍、その百一珍目。** 
    > **高のの豆腐蕎麦粉変わり天。**

    自然な食事を求める方へ

    衣には小麦粉を使わず、蕎麦粉だけを使います。

    ただし、高のでは同じ厨房で小麦を扱っています。また、通常のつゆや出汁には鰹節を使用します。そのため、厳格なグルテンフリー、完全なヴィーガン料理として断言するものではありません。

    自然な素材を大切にする方、ナチュラリストの方、食事に考えを持つ方にも、内容をご理解いただいたうえで味わっていただけたら嬉しいです。気になることがあれば、ご注文前に一言お声かけください。

    櫻井さんからいただいた「養生料理」という言葉。

    そして、「百一品目を作れ」という宿題。

    ようやく一つ、形になりました。

    亀戸 養生料理 高の
    高野定義

  • かつお節と昆布の蕎麦つゆで食べる、蕎麦屋の手打ちラーメン「小麦蕎麦」

    かつお節と昆布の蕎麦つゆで食べる、蕎麦屋の手打ちラーメン「小麦蕎麦」

    高のでは、毎週火曜日だけラーメンの麺を手打ちします。

    国産小麦100%のもちもちした麺を、かつお節と昆布からとった蕎麦つゆで食べる。

    それが、高のの手打ちラーメン「小麦蕎麦」です。

    もりそばのように食べるラーメン

    小麦蕎麦は、ラーメンの麺を蕎麦つゆにつけて、もりそばのように食べます。

    麺は、小麦粉、塩、かん水、水から作るラーメンです。

    つゆは、蕎麦屋が作る、かつお節と昆布の蕎麦つゆです。

    ラーメンのもちもちした食感と、蕎麦つゆの香りを一緒に楽しめます。

    国産小麦100%の手打ち麺

    加水率は55%。

    小麦粉にたっぷりの水を加え、瑞々しく、もちもちした麺に仕上げます。

    水回し、踏み、延し、切り。

    蕎麦と同じ道具を使い、その日の朝にすべて手で作ります。

    太く切った麺は、小麦の香りと甘味をしっかり感じられます。

    夏は枝豆の「まめつゆ」

    夏は、冷たい枝豆の「まめつゆ」でも食べられます。

    枝豆をすりつぶし、かつお節と昆布の出汁、蕎麦つゆと合わせました。

    枝豆の甘味と香りが、もちもちした手打ち麺によく絡みます。

    冷たいまめつゆに、温かい手打ち麺をつけて食べる。

    高のの小麦蕎麦は、熱盛でご用意します。

    夏の枝豆を使ったまめつゆは、9月末までの予定です。

    火曜日だけ、20食限定

    小麦蕎麦を作るのは、毎週火曜日だけです。

    その日の朝に麺を打ち、20食をご用意します。

    毎週火曜日
13:00まで
20食限定

    ラーメンを、かつお節と昆布の蕎麦つゆで、もりそばのように食べる。

    蕎麦屋だから作れる、和風の手打ちラーメンです。

    まずは見てください。
    そして、火曜日に食べてみてください。

    亀戸養生料理 鍋蕎麦屋 高の

  • 蕎麦の呪縛から解き放たれた――油結びで自分の十割蕎麦を作る

    蕎麦の呪縛から解き放たれた――油結びで自分の十割蕎麦を作る

    【粗挽き十割蕎麦打ち動画】
    https://www.youtube.com/live/6R8fy0UUYAY?si=IR0ymblf0ymNHy0u

    長い間、蕎麦打ちには決められた形があると思っていました。

    細く、美しく、切れずに打つ。
    二八蕎麦を上手に打つ。
    昔から続く型を守り、名人の技術へ近づいていく。

    もちろん、それも素晴らしい蕎麦の世界です。

    しかし僕は、いつの間にか「上手に蕎麦を打つこと」に縛られていたのかもしれません。

    技術を見せるための蕎麦ではなく、自分がおすすめしたい出汁に合わせた蕎麦を作りたい。

    粗挽きの力強さが欲しい。
    黒く、もちもちして、すすれる十割蕎麦を作りたい。
    護摩蕎麦の黒胡麻、大豆の呉、鰹、昆布、干し椎茸の出汁を、しっかり受け止める麺を作りたい。

    僕は、蕎麦だけを完成させたかったのではありません。

    出汁と蕎麦を結び、一膳の料理にしたかったのです。

    そのために生まれたのが「油結び」です。

    油と水を撹拌して蕎麦粉に加え、水回し、揉み、こね、圧をかける。粗挽きの蕎麦粉を一つの生地にし、細く、しなやかで、すすれる十割蕎麦へ仕上げます。

    油結びによって、使いたい蕎麦粉を自由に選べるようになりました。

    香りが欲しい。
    苦味を加えたい。
    粗挽きの食感を残したい。
    出汁と一緒にすすれる麺にしたい。

    それなら、コーヒー屋さんが豆をブレンドするように、蕎麦粉を自由にブレンドすればいい。

    産地、挽き方、粒の大きさ、香り、苦味、色、食感。

    自分が作りたい料理に合わせて蕎麦粉を選び、自分だけの蕎麦を作ればいい。

    誰かの配合を正解にする必要はありません。
    名人の蕎麦をコピーする必要もありません。

    思想は自由だ。

    料理人が自分で考え、自分の出汁に合わせ、自分の蕎麦を作る。それでいいのだと思います。

    56歳のジジイが、ようやく蕎麦の呪縛を破ることができました。

    二八蕎麦から解放された。
    腕前自慢から解放された。
    決められた蕎麦の形から解放された。

    そして、蕎麦がやっと僕の料理になりました。

    若者よ、蕎麦は楽しいぞ。

    昔からの正解だけに縛られなくていい。
    好きな蕎麦粉を選んでいい。
    自由にブレンドしていい。
    自分の出汁に合わせていい。

    自分の蕎麦を作るんだ。

    油結びは、僕の蕎麦を完成させるためだけの技術ではありません。

    次の世代の料理人が、自分の蕎麦を自由に作るための入口にしたい。日本の蕎麦粉でも、フランスの蕎麦粉でも、その土地の水、出汁、料理に合わせた十割蕎麦を作ってほしい。

    2027年春、フランスの蕎麦粉で油結び十割蕎麦を打ち、この技術と想いを伝えます。

    僕が未来へ残せるもの。

    それは、完成した一杯の蕎麦ではないのかもしれません。

    蕎麦粉を選ぶ自由。
    出汁に合わせる自由。
    土地に合わせる自由。
    そして、自分の蕎麦を作る自由。

    油結びで、蕎麦はもっと自由になる。

    亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の
    高野定義

    #油結び
    #亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の
    #護摩蕎麦
    #胡麻蕎麦

  • 東京・亀戸の手作り100%蕎麦|油結びで作る、すすれる粗挽き十割蕎麦―亀戸養生料理 高の

    東京・亀戸の手作り100%蕎麦|油結びで作る、すすれる粗挽き十割蕎麦―亀戸養生料理 高の

    Handmade 100% Buckwheat Soba in Kameido, Tokyo|Abura Musubi and Slurpable Coarse-Ground Juwari Soba — KAMEIDO SOBA TAKANO

    東京・亀戸の団地の下で、夫婦二人で営む小さな蕎麦屋があります。

    店の名は「亀戸養生料理 高の」。

    高のでは、毎朝、蕎麦粉100%の十割蕎麦を手作りしています。

    小麦粉をつなぎに使わず、蕎麦粉そのものを味わう、手作り100%蕎麦です。

    そして、その蕎麦を出汁や季節の食材と結び、鉄鍋で一つの料理に仕立てます。

    Handmade 100% Buckwheat Nabe Soba in Kameido, Tokyo.

    これが、東京・亀戸から世界へ伝えたい「KAMEIDO SOBA TAKANO」の鍋蕎麦です。

    高のは、東京・亀戸の鍋蕎麦屋です

    高のは、蕎麦を麺だけで評価するための店ではありません。

    蕎麦を出汁、豆、胡麻、肉、季節の食材と結び、一つの日本料理として味わっていただく鍋蕎麦屋です。

    冷たい蕎麦をつゆにつけて食べるだけでなく、温かい出汁の中で蕎麦を料理する。

    鉄鍋の中で蕎麦と出汁が一つになり、食べ進める時間も含めて一膳の料理になる。

    それが、高のの「鍋蕎麦」です。

    Nabe Soba means hot-pot soba: handmade soba served as a complete Japanese dish with dashi, soybean, sesame and seasonal ingredients.

    Handmade 100% Buckwheat Soba in Kameido, Tokyo.

    これが、東京・亀戸から世界へ伝えたい「KAMEIDO SOBA TAKANO」の蕎麦です。

    東京・亀戸で毎朝打つ、手作り100%蕎麦

    高のの十割蕎麦は、白く細く整った蕎麦ではありません。

    殻ごと挽いた玄挽きの蕎麦粉と、粒の大きな粗挽き蕎麦粉を使います。

    黒く、太く、表面には蕎麦粉の粒が見える。

    ザクザクと噛めば、大地を思わせる蕎麦の味が広がる。

    それでも、短く切れず、箸で持ち上げて、しっかりすすれる。

    高のが目指しているのは、

    「黒く、太く、ザクザク噛める。それでも、すすれる粗挽き十割蕎麦」

    です。

    油結びとは何か

    粗挽きの蕎麦粉だけで十割蕎麦を打つことは、簡単ではありません。

    粒の大きな蕎麦粉は水が均一に入りにくく、生地が切れやすくなるからです。

    そこで高のでは、水と油を撹拌した乳化液を水回しに使う方法を「油結び」と呼んでいます。

    油結びは、高のがフランスの蕎麦粉で小麦粉を使わず、十割蕎麦を打ちたいと考えるなかで生まれました。

    熱でまとめる「ゆこね」だけに頼らず、蕎麦粉、水、油の関係を利用して生地を作ります。

    水回しの後に揉み、こね、圧をかける。

    延ばすというより、点で押すように生地を広げる。

    そのすべてを短時間で行うことで、粗挽き十割蕎麦を、細く、しなやかに、すすれる麺へ仕上げます。

    Abura Musubi is the name used by SOBA TAKANO for a soba-making method that uses an emulsified mixture of water and oil.

    It was developed to make handmade 100% buckwheat soba with coarse-ground buckwheat flour, without using wheat flour as a binder.

    技術を見せるためではなく、蕎麦を料理するために

    二八蕎麦、十割蕎麦、ゆこね、酒つなぎ。

    日本には、蕎麦をつなぐためのさまざまな技術があります。

    高のも長い間、「どうすれば切れない蕎麦を打てるのか」を考え続けてきました。

    しかし、技術を競うことが目的ではありません。

    大切なのは、その蕎麦が料理としておいしいことです。

    出汁と蕎麦が結ばれること。

    温かい汁の中でも最後まですすれること。

    粗挽き蕎麦のもちもちとした食感を生かすこと。

    蕎麦粉を削って整えるのではなく、蕎麦を蕎麦らしく味わえること。

    油結びは、蕎麦打ちの腕前を自慢するための技術ではありません。

    さまざまな土地の蕎麦粉を、その土地の水で、おいしい一杯の料理にするための方法です。

    高のの名代「護摩蕎麦」

    亀戸養生料理 高のを代表する料理が「護摩蕎麦」です。

    大豆をすりつぶした「呉」と黒練り胡麻を、鰹、昆布、干し椎茸の出汁でのばし、醤油で味を整えます。

    そこへ、毎朝手作りする100%蕎麦を合わせ、鉄鍋で温かく仕立てます。

    外国の方には、護摩蕎麦を分かりやすく「日本料理の黒胡麻担々麺」と紹介しています。

    しかし、ラーメンの担々麺を蕎麦に置き換えた料理ではありません。

    大豆、黒胡麻、日本の出汁、十割蕎麦を一つの膳として結んだ、高の独自の日本料理です。

    GOMA SOBA — Japanese Black Sesame Tantan with Handmade 100% Buckwheat Soba.

    Goma Soba is made with soybean purée, black sesame and Japanese dashi, served with handmade 100% buckwheat soba.

    It is SOBA TAKANO’s original Japanese black sesame soba dish.

    入口は料理、記憶に残るのは油結び

    初めて高のを知る方には、まず料理を見ていただきたいと思っています。

    日本料理の黒胡麻担々麺「護摩蕎麦」。

    黒く、太く、ザクザク噛める「粗挽き十割蕎麦」。

    そして毎朝、店内で打つ「手作り100%蕎麦」。

    その蕎麦を支えている方法が、油結びです。

    入口は料理。

    記憶に残るのは油結び。

    その先にあるのが、日本と世界を蕎麦で結ぶ物語です。

    世界と日本が繋がる十割蕎麦打ちチャレンジ

    油結びは、フランスの蕎麦粉で十割蕎麦を打ちたいという思いから生まれました。

    日本の蕎麦粉だけに通用する技術ではなく、フランスの粗挽き蕎麦粉と現地の水でも、小麦粉を使わずに蕎麦を打ちたい。

    土地が変われば、蕎麦粉も水も空気も変わります。

    その違いを削って同じものにするのではなく、その土地の蕎麦粉を生かした「地蕎麦」を作る。

    2027年春、高のは油結びによる十割蕎麦打ちをフランスへ伝えることを目指しています。

    A 100% Buckwheat Soba Challenge Connecting Japan and the World.

    In spring 2027, KAMEIDO SOBA TAKANO plans to bring the Abura Musubi soba-making method back to France.

    The goal is to make handmade 100% buckwheat soba using French buckwheat flour and local water—and to connect Japan and France through soba.

    東京で手作り100%蕎麦を探している方へ

    東京で十割蕎麦を探している方。

    亀戸で日本料理を味わいたい方。

    小麦粉を使わない手作り100%蕎麦に興味がある方。

    粗挽き十割蕎麦、油結び、護摩蕎麦を食べてみたい方。

    東京・亀戸の「亀戸養生料理 高の」でお待ちしています。

    蕎麦は、蕎麦らしく。

    黒く、太く、ザクザク噛める。

    そして、すすれる。

    東京・亀戸から、毎朝手作りする100%蕎麦を世界へ。

    Handmade 100% Buckwheat Soba in Kameido, Tokyo.

    Abura Musubi and Slurpable Coarse-Ground Juwari Soba.

    GOMA SOBA — Japanese Black Sesame Tantan.

    KAMEIDO SOBA TAKANO|亀戸養生料理 高の

     

     

     

  • Goma Soba : les nouilles japonaises tantan au sésame noir

    Goma Soba : les nouilles japonaises tantan au sésame noir

    Découvrez nos soba entièrement faites à la main, préparées comme un véritable plat de cuisine japonaise.

    Chez SOBA TAKANO, les soba ne sont pas simplement des nouilles accompagnées d’une sauce. Nous les cuisinons comme un plat japonais complet.

    Notre spécialité, le Goma Soba, est notre interprétation japonaise des nouilles tantan au sésame noir.

    Des nouilles 100 % sarrasin, entièrement faites à la main

    Chaque farine de sarrasin possède un caractère différent.

    Nos nouilles sont composées de :

    • 30 % de farine complète de sarrasin finement moulue sur meule de pierre
    • 20 % de farine de sarrasin de Tartarie
    • 50 % de farine complète de sarrasin grossièrement moulue sur meule de pierre

    Nous utilisons le grain de sarrasin entier, avec son enveloppe, afin de conserver sa couleur profonde, son parfum rustique et sa texture naturelle.

    Nous n’ajoutons aucune farine de blé. Pour aider la pâte à se lier, nous utilisons uniquement de l’huile de soja et de l’eau.

    Le mélange, le pétrissage, l’abaissement et la découpe sont entièrement réalisés à la main. Ce sont des nouilles japonaises 100 % sarrasin et 100 % artisanales.

    Le sésame noir et le dashi japonais

    Le Goma Soba est préparé avec du sésame noir.

    Le sésame noir, riche et profond, est associé à un dashi japonais préparé avec de la bonite séchée, de l’algue kombu et des champignons shiitakés séchés. La sauce soja réunit et équilibre toutes les saveurs.

    La soupe est onctueuse et pleine d’umami, mais elle ne contient ni lait ni lait de soja. Sa richesse vient du sésame noir, du soja et du dashi japonais.

    C’est pourquoi nous l’appelons les nouilles japonaises tantan au sésame noir.

    Comment déguster le Nabe Soba

    Le Goma Soba est servi chaud dans une marmite en fer.

    Commencez par déguster les nouilles artisanales avec le bouillon chaud au sésame noir. Aspirez les nouilles, mâchez leur texture rustique et découvrez pleinement le goût du sarrasin.

    Après les nouilles, savourez le bouillon restant. Nous pouvons y ajouter du riz et un œuf pour préparer une bouillie japonaise douce et réconfortante.

    Le plat est terminé lorsque vous avez savouré la dernière cuillerée de bouillon.

    Notre manière de penser la cuisine

    En japonais, le mot « cuisine » se dit « ryori ». Il exprime aussi l’idée de comprendre les ingrédients et de leur donner un ordre juste.

    Nous ne retirons pas l’enveloppe du sarrasin uniquement pour obtenir des nouilles blanches et lisses. Nous utilisons le grain entier et acceptons son parfum puissant, sa couleur sombre et sa texture rustique.

    Le soba doit avoir le goût du soba.

    Le Goma Soba réunit le sarrasin, le sésame noir, le soja et le dashi japonais dans un repas complet et nourrissant.

    Voilà notre cuisine japonaise.

    Découvrez les soba 100 % artisanales de SOBA TAKANO.

    Kameido Yojo Ryori Nabe Sobaya Takano
    Tokyo, Japon
    SOBA TAKANO

  • Goma Soba: Japanese Black Sesame Tantan Noodles SOBATAKANO

    Goma Soba: Japanese Black Sesame Tantan Noodles SOBATAKANO

    Please enjoy our 100% handmade soba, prepared as Japanese cuisine.

    At SOBA TAKANO, soba is not simply noodles served with dipping sauce. We prepare it as a complete Japanese dish.

    Our signature Goma Soba is our interpretation of Japanese black sesame tantan noodles.

    100% handmade buckwheat noodles

    Different buckwheat flours each have their own character.

    Our noodles are made with:

    • 30% finely stone-ground whole buckwheat flour
    • 20% Tartary buckwheat flour
    • 50% coarsely stone-ground whole buckwheat flour

    We use the whole buckwheat grain, including the husk, to preserve its deep colour, rustic aroma and natural texture.

    No wheat flour is added. The only ingredients used to help bind the dough are soybean oil and water.

    From mixing and kneading to rolling and cutting, every noodle is made by hand. These are 100% buckwheat and 100% handmade Japanese soba noodles.

    Black sesame and Japanese dashi

    Goma Soba is made with black sesame.

    The rich black sesame is combined with Japanese dashi prepared from bonito flakes, kombu seaweed and dried shiitake mushrooms. Soy sauce brings the flavours together.

    The result is creamy and deeply savoury, but it is not made with milk or soy milk. Its richness comes from black sesame, soybeans and Japanese dashi.

    This is why we call it Japanese black sesame tantan noodles.

    How to enjoy Nabe Soba

    Goma Soba is served hot in an iron pot.

    First, enjoy the handmade soba noodles with the warm black sesame broth. Slurp the noodles, chew their coarse texture and taste the buckwheat.

    After eating the noodles, please enjoy the remaining broth. Rice and egg may be added to make a comforting Japanese porridge.

    The dish is complete when the final spoonful of broth has been enjoyed.

    Our philosophy

    In Japanese, cooking is written as “ryori.” It can be understood as bringing reason and order to ingredients.

    We do not remove the husk simply to make the noodles white and smooth. We use the whole buckwheat grain and accept its strong aroma, dark colour and rough texture.

    Soba should taste like soba.

    Goma Soba brings buckwheat, black sesame, soybeans and Japanese dashi together in one nourishing meal.

    This is our Japanese cuisine.

    Please enjoy the 100% handmade soba of SOBA TAKANO.

    Kameido Yojo Ryori Nabe Sobaya Takano
    Tokyo, Japan
    SOBA TAKANO

  • 小麦蕎麦の温かいつゆは塩分濃度約0.8%|割り出汁で最後まで味わう蕎麦屋の一杯

    小麦蕎麦の温かいつゆは塩分濃度約0.8%|割り出汁で最後まで味わう蕎麦屋の一杯

    「蕎麦屋のラーメン」と聞くと、濃いスープを想像し、スープは残すものだと思われるかもしれません。

    しかし、亀戸養生料理鍋蕎麦屋高のの「小麦蕎麦」は、一般的なラーメンとは少し違います。

    国産小麦を手打ちした麺を、蕎麦屋の出汁と一緒に味わう料理です。

    温かいつゆの塩分濃度は約0.8%

    温かいつゆの現在の配合は、

    • 出汁 300ml
    • つゆ 20ml

    合計320mlです。

    使用しているたまり醤油の食塩相当量から計算すると、温かいつゆの塩分濃度は約0.8%となります。

    ラーメンのような強い塩味を残すのではなく、鰹、昆布、干し椎茸の出汁を味わっていただくための濃度です。

    ※仕込みや計量によって多少の差があります。

    さらに、割り出汁をご用意しています

    味の感じ方は、人によって異なります。

    そこで高のでは、温かいつゆをお好みの濃さに整えていただけるよう、さらに「割り出汁」をご用意しています。

    そのまま出汁を味わう。

    途中で割り出汁を加える。

    麺を食べ終えたあと、最後の一口まで楽しむ。

    決められた濃さを押しつけるのではなく、ご自身の舌で一杯を完成させていただきたいと考えています。

    ラーメンではなく「小麦蕎麦」

    入口としては「蕎麦屋のラーメン」とお伝えしています。

    けれど、私たちが作っているものは、国産小麦を蕎麦と同じように水回しし、踏み、延し、包丁で切る「小麦蕎麦」です。

    超多加水55%。

    国産小麦の香りと瑞々しさを、もちもちの太麺に閉じ込めました。

    濃いスープの力で食べるのではなく、小麦、出汁、季節の素材を一緒に味わう。

    それが、蕎麦屋が作る小麦蕎麦です。

    出汁まで味わって完成する一杯

    小麦蕎麦の温かいつゆは、塩分濃度約0.8%。

    さらに割り出汁もご用意しています。

    スープを残すことを前提にしたラーメンではなく、出汁まで味わい、ご自身の好みの濃さで最後まで楽しんでいただく料理です。

    火曜日、週に一度。

    国産小麦を手打ちして、お待ちしております。

    亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の
    東京・亀戸

  • 油結び蕎麦打ちはなぜ切れないのか|2027年春、フランスへ伝える物語

    油結び蕎麦打ちはなぜ切れないのか|2027年春、フランスへ伝える物語

    油結びは、時間と失敗の連続から生まれました。

    世界と日本を繋ぎ、未来に残せるものが、僕にあるだろうか。

    素材を活かす。
    削らない。混ぜ物に頼らない。
    蕎麦を蕎麦のまま、十割で打つ。

    フランスの蕎麦粉で、十割蕎麦を打ちたい。

    その一心から生まれた蕎麦の作り方が「油結び」です。

    産地や性質の異なる、さまざまな蕎麦粉。
    その土地の蕎麦粉を、その土地の水で十割蕎麦にする。

    僕は、そのための蕎麦打ち技術を生み出し、残し、次の世代へ伝えたい。

    日本人として。
    日本料理人として。
    人生の最後まで料理人でありたい。

    世界と日本が繋がる、十割蕎麦打ちチャレンジ。

    これは、油結びをフランスへ伝える物語です。

    フランス活動記11
    亀戸養生料理鍋蕎麦屋高の
    SOBA TAKANO

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